鏡の前に立ち、最初は両手をおろしたまま、正面から左右の乳房の置きさや形、皮膚にへこみやひきつれがないか、また、乳首にただれなどがないかを調べます。
Breast Surgery
乳腺疾患の診断、治療、連携病院へのスムースなご紹介、
そして術後経過観察をトータルにサポートいたします。
About breast surgery
乳がんは、定期受診で、早期発見が期待できます。
乳がんは9人に1人は罹患されるといわれ、女性のがん罹患数第1位となっています。また、子育て世代である35-45歳代から増え始め、
65-75歳代にピークがあります。(「国立がん研究センターがん情報サービス『がん登録・統計』より)
検診や自覚症状で発見された乳がんであれば、スムーズに治療への連携が可能となります。
自覚症状がある場合や経過観察中の受診はもちろんのこと、
検診によって早期乳がんが見つかることもありますので定期受診は大切だといえるでしょう。
また、しこりを触れたからといってすべてが乳がんではなく、線維腺腫など良性のしこりの場合もあります。
まずは診察を受け、どのようなしこりなのかを確認することがとても重要だと考えています。
乳腺疾患の診断、治療、連携病院へのスムースなご紹介、そして術後経過観察をトータルにサポートいたします。
経過観察中の患者様はもちろんのこと、乳がん検診目的受診の方でも、乳腺に異常が認められれば当日の診察内で、細胞診や組織診をしていきますので、後日検査のために来院する必要はありません。(マンモトーム生検は別日となります)
病理検査結果が出るまでは2週間程度かかりますので、結果報告の際にはご来院していただく必要がございます)
マンモトーム検査の場合にはお時間を必要としますので、後日検査に来ていただく必要がございます。
また、マンモグラフィの撮影は女性技師が担当しております。マンモグラフィの撮影には乳房のポジショニングがとても重要です。患者様のお身体に触れる機会が多い検査ですが同じ女性として、安心して検査に委ねていただけるよう応対いたします。
検査後、治療が必要と診断された場合には患者様のご希望に沿って乳腺専門医が常勤している総合病院をご紹介させていただいております。紹介先が決まりましたら当院と紹介先病院の地域連携センター間で連絡を取り、ご予約をお取りいたします(ご予約を患者様ご自身でお取りいただく総合病院もございますのでご了承ください)。乳腺外来はどこも混雑しておりますが、治療をお急ぎの場合にはご相談ください。
当院での診察について
診察の種類 | |
---|---|
当院の診察 | マンモグラフィ検査 |
視触診 | |
超音波検査 | |
細胞診/組織診 | |
マンモトーム検査 |
手術や治療が必要となりました場合には連携病院をご紹介いたします。
地域の助産院と連携し、乳腺炎の治療を行います。
乳腺膿瘍に対しては、局所麻酔下に切開排膿術を行います。
Physical examination/echo examination
診察室に入ったらまずは医師の問診がありますので、緊張せずに思ったままお答え下さい。マンモグラフィ撮影をした場合には、マンモグラフィの画像の説明があります。
その後、視触診・超音波検査で気になる所見はないかを見ていきます。経過観察でよい場合には診察終了となります。気になる所見があった場合にはそのまま細胞診や組織診を行っていきます。(検査については下記参照)
超音波検査の特徴は被ばくのリスクがありませんので、妊娠中の方でも安心して受けていただくことができます。
診察を受ける際の注意点
上半身の脱衣をお願いしていますので、着替えやすい服装で来院をお願いします。ワンピースはお控えください。
お着替えの際にアクセサリーが落ちてしまうことがあるので、事前に外していただきますようお願いします。
コート類は待合室で脱いでいただきますようお願いいたします。
靴を脱いでベッドに寝ていただきますので、着脱しやすい靴でお願いします
健診結果や紹介状をお持ちの場合には受付にてあらかじめご提出をお願いします
About mammography
マンモグラフィ検査は痛みを伴う検査ですが、乳がん検診の基本となる検査です。
ガイドラインに沿った検査を心がけております。
当院では基本的に2方向撮影を行っております。ポジショニング等で10〜15分程度必要としますが、からだを制止いただく時間は数秒です。被ばくを最小限に減らす・正確な位置で撮影を行うことが必要になりますので、姿勢の指示や体に触れることがございます。ご理解とご協力をお願いいたします。
医師や放射線技師はマンモグラフィ画像のわずかなコントラスとの差や石灰化から病変を精査し、診療に当たっています。より精細な画像を撮影するためには乳房を薄く圧迫していくことが重要になります。
痛みを訴える方が多い検査ではありますがご協力をお願いいたします。
痛みがひどい場合には、お声がけ、あるいは手を挙げて意思表示してください。
マンモグラフィ検査はレントゲン撮影同様被ばくを伴う検査となりますので1年に一度の撮影が目安となりますが、必要な場合には1年経たずとも撮影させていただくことがございます。
また、保険診療の場合には医師の指示のもと撮影の必要性を決めておりますのでご希望に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
マンモグラフィ撮影の際の
注意点
乳房を圧迫して撮影しますので検査中~検査後も数日間痛みが続いたり、ごくまれに皮下出血を起こすことがあります。
検査時に過度な緊張や痛みによって血圧や脈拍の低下・気分不良・失神などの迷走神経刺激反応を引き起こすことがあります。
過去にこのような症状があった方やご不安な方はお申し出ください。
検査前後の飲食等の制限はありません。
マンモグラフィ撮影時や診察時は上半身の脱衣をお願いしておりますので、着替えやすいものでご来院ください。
ワンピース・装飾品などは避けていただき、長い髪の場合はまとめておくようご協力をお願いいたします。
靴からスリッパへ履き替えしていただきますので着脱しやすい靴でご来院をお願いします。
次の方は撮影前にお申し出ください
妊娠中・または妊娠の可能性がある
授乳中
豊胸手術後
胸部手術でペースメーカー・シャントチューブ・ポート等の医療機器を挿入中の方
Self-Check
鏡の前に立ち、最初は両手をおろしたまま、正面から左右の乳房の置きさや形、皮膚にへこみやひきつれがないか、また、乳首にただれなどがないかを調べます。
次に両手を上げ、1と同様に、正面、
斜めや横の方からもチェックします(図1参照)
背中全体に薄いクッション(薄い枕、バスタオルを折りたたんだものでもOK)を置いて仰向けに寝ます。左手を頭の後方に上げて、右手で左の乳房の外側から内側の肋骨に沿うように(A)、次に、胸骨から外側に向けて(B)、しこりなどがないか探りながら注意深く触ります。上下、斜めなど、さまざまな方向から乳房全体にまんべんなく触れます。(図2参照)
次に左手で3と同様に、右側の乳房もチェックします。
最後に乳房全体をしぼるようにして、
乳房から分泌物がないかを調べます(図3参照)
About other inspections
乳腺のしこりなどを採血で使用している程度の細い針で刺し、細胞を採取する検査です。採取した検体を検査依頼会社に提出し、良性か悪性かを判定する検査となります。細い針での検査になりますので局所麻酔はせずに検査していきます。結果が出るまでに2週間程度かかります。
注意点
内出血する場合がありますが、自然吸収されていきます。
気になる所見の場所に超音波で見ながら少し太めの針を刺し、組織を採取する検査です。採取した検体を病理医に提出し、どのようなしこりなのか診断する検査となります。万が一乳がんだった場合にはホルモンのお薬に対する感受性と分子標的薬の感受性を確認いたします。細胞診よりは太めの針を使って検査していきますので、局所麻酔を使用します。結果が出るまでに2週間程度かかります。
注意点
内出血する場合がありますが、自然吸収されていきます。
血液をサラサラにするお薬を内服している場合には検査できないことがあります。
歯医者さんの麻酔で具合が悪くなったことがある場合にはお知らせください。
組織検査より多くの組織を採取する必要がある場合に行う検査です。超音波で見ながら自動吸引装置で組織を吸引していきます。吸引圧をかけることにより、より多くの組織を採取することができ、大きな傷をつくってしまう外科的切除生検とほぼ同等の病理診断が可能といわれています。
組織診よりも時間がかかる検査なので、診察日とは別日に来院していただき、検査していきます。組織診の時と同じ程度の太さの針を使っていくので局所麻酔をして検査していきます。結果が出るまでに2週間程度かかります。
検査の注意点
内出血する場合がありますが、自然吸収されていきます。傷跡も1〜2か月程度で目立たなくなっていきます。
出血予防のためにブレストバンドを24時間していただきます。(ブレストバンドは当院よりお貸出しいたします)
血液をサラサラにするお薬を内服している場合には検査できないことがあります。
検査当日はシャワー・入浴・激しい運動・アルコールの摂取はできません。気になる方はシャワー浴後来院ください。
検査日の翌日に傷の状態の確認で再来していただきます。その時にブレストバンドを外しますので、ご自分のお下着をご持参ください。
Flow of medical
検診結果や紹介状がある場合には提出をお願いいたします。
検診結果や紹介状がある場合には提出をお願いいたします。
新患・医師から指示の出ている方
新患・医師から指示の出ている方
所見がある場合には細胞診や組織診を行っていきます。
マンモトーム検査の場合には検査日の予約をお取りします。
医師より術後の採血の指示がある場合には採血をしていきます。
所見がある場合には細胞診や組織診を行っていきます。
マンモトーム検査の場合には検査日の予約をお取りします。
医師より術後の採血の指示がある場合には採血をしていきます。
About consultation
乳がん術後の方 |
受診可能です。総合病院から紹介の方は受診当日に紹介状をお持ちいただきますようお願いいたします。(紹介状は個人情報となりますので、事前にお預かりすることは出来かねますのでご了承ください) |
---|---|
豊胸手術後の方 |
受診は可能ですが、マンモグラフィの撮影は出来かねますのでご了承ください。 |
授乳中の方 |
乳腺炎を起こしている場合には一度お電話にてご連絡ください。 |
検診について
症状がない場合には自費での検診として受診することもできます。その際は視触診・超音波検査のみにするか、マンモグラフィ検査+視触診・超音波検査にするか選ぶことが出来ます。
ネット予約をすることも可能です。その際は「乳腺外科の予約」からご予約頂き、診察日当日に受付にて「自費検診で」とお伝えください。
紹介手順について
乳腺専門機関での治療が必要と判断した場合には紹介状を作成し連携病院へとご紹介させていただきます。
予約につきましては、当院より連携病院地域連携センターへ電話連絡しご予約をお取りいたします。(病院によってはご自身でご予約をお取りしていただく場合があります。)
乳腺炎の治療
視触診・超音波で診察し、ひどくないときには漢方や抗生剤で経過を見ていきます。診察結果によっては切開排膿術で膿を出す小手術が必要になることもあります。乳腺炎は炎症性の疾患なので急激に悪化することがありますので、受診希望の場合にはお電話にてご連絡をお願いいたします。
授乳中のお手入れ方法が分からない場合には助産院をご紹介する場合もあります。
所見につきましては診察の中でお伝えのみとなり、紙面でのお渡しはありません。
自費検診でお申し込みいただいていても、医師の診察で所見があった場合には保険診療に切り替えさせていただきますので来院時には保険証あるいはマイナカードをお持ちください。
土曜日に紹介が決まった場合には、週明け改めて連絡を取らせていただきます。詳しくは受付よりご案内させていただきます。
Price List
症状のある方、診察で所見を認めた方は保険診療となります。
診療項目 | 金額 | |
---|---|---|
①
|
乳腺視触診+超音波検査+マンモグラフィー |
¥3,600 |
②
|
①+穿刺吸引細胞診 |
¥5,220 |
③
|
①+組織生検(core needle biopsy) |
¥8,980 |
④
|
マンモトーム生検 |
¥23,350 |
症状のない方や検査が目的という方は保険外診療(自費診療)となります。
検査結果で異常が疑われた場合には、当初症状がなかった保険外診療の方も保険診療に切り替わることがあります。
診療項目 | 金額 | |
---|---|---|
自費診療
|
視触診+超音波検査 |
¥8,000 |
自費診療
|
視触診+超音波検査+マンモグラフィー |
¥14,500 |
Facility equipment
被ばく線量を抑えたデジタルマンモグラフィーを導入し、CADというコンピューターによる診断アシストで診断精度を高めています。
エラストグラフィーに対応した最新の超音波検査装置です。乳腺疾患の質的診断に役立ちます。
病変部位を確認しながら組織採取が可能な生検装置で微小な乳がんの診断に役立ちます。
当院オリジナルの乳腺外来専用検査着で検査・診察をスムースに行えます。
WEBからのご予約なら、時間を気にせず
24時間・365日、お気軽にご予約いただけます。
一番町きじまクリニックのスタッフとして、
自信と誇りを持ち一緒に働いていける方を
お待ちしています。